自宅での先祖供養のお作法

どの家にも仏壇があるとは限りませんから、ないときはないなりの方法で供養してあげればいいんです。
まず、湯のみ一杯のお茶を用意しましょう。
「私のご先祖様!」と呼びかけれることで、おじいさん、おばあさんだけではなく、あなたと血のつながりのあるすべてのご先祖様に伝わっていきます。
そして、
「私がこうしてこの世に生きてるのはご先祖様のおかげですからとても感謝しています。毎日とは言えませんが、ご先祖様の供養をさせてもらいますので、みなさんも神様のもとで修行をしてどうか成仏してください」
と唱えた後、お茶に口をつけます。
残ったら台所に流してもらっても大丈夫ですよ。
やりたいと思う時間にやればいいので時間はいつでもかまいません。
このとき決して、「守ってください」と言わないでください。
なぜなら、ご先祖様のほうも自分が成仏してなかったら
守ってあげたくてもできないから。
もちろん、成仏できた霊は自然と守ってくれるようになります。
仏壇があれば、朝晩手を合わせる習慣をつけるといいでしょう。
「おはよう」、「おやすみなさい」と声をかけるような気持ちで行えば
すんなりできると思います。
供養の際の注意事項
注意が必要なのは、いつまでも古い仏壇、位牌、写真を置いておくことです。
体調が悪くなったりすることもありますから、20年、30年過ぎたご先祖様たちの位牌は「先祖代々」としてひとつにまとめましょう。
写真はあまりに昔のものは外しておき、仏壇の引き出し等にしまって、見たいときにだけ見るようにしてください。
ご先祖様にとって、本当の供養とは……
この世のことをあまり思い出させないようにするのが一番なんです。
仏壇も古すぎてはいけませんので、安いものでいいから新しくしましょう。
仏様は高価なものがいいなどとわがままは言いませんから安心して下さいね(笑)。
また、お墓参りに行くときは、午後4時くらいまで。
夕方になると自分の気が落ちてくるため、霊を呼び寄せる波動と合ってしまうことがあるため注意が必要です。